
(更新年月日:2020/12/28)
就職・転職先を選ぶときに重視するポイントは人それぞれだとは思いますが、最低限、世間相場の年収水準は望みたいところです。英和の年収情報は様々なサイトで掲載されていますが、多くの場合、他社や世間相場と比べて高いのか低いのか判断でません。
そこで当サイトでは、厚生労働省の統計情報等を利用した独自の方法で、英和の公表平均年収を解析し、英和の年収水準を直感的に理解できる3つの指標を算出することにしました。
英和の平均年収は、会社が公表している有価証券報告書を閲覧すれば確認することができます。先ずは、その公表平均年収の推移から見てみましょう。
※カッコ内は平均年齢・従業員数。
過去5年間における平均では、平均年収は、企業の業績や人員構成の大幅な変化、給与制度の改定など様々な要因でアップダウンするので、特定年度の数値だけで判断するのではなく過去数年の推移も確認するほうが良いでしょう。
次に、上記で算出した過去平均の年収684万円、年齢42.3歳 を同業他社と比較するために、平均年収と平均年齢の散布図で各企業の数値をプロットしてみると次のようなグラフになります。
上場企業 卸売業の平均年収は626万円、平均年齢は40.6歳です。
では、上記過去平均の数値をベースに、国の統計データに基づく賃金傾向を利用して年齢別平均年収を推計することにします。
年齢 | 年収 | 月収 | 賞与 |
---|---|---|---|
30歳 | 492 | 34.1 | 81.9 |
31歳 | 505 | 35.0 | 84.1 |
32歳 | 519 | 36.0 | 86.4 |
33歳 | 534 | 36.7 | 93.4 |
34歳 | 550 | 37.8 | 96.2 |
35歳 | 567 | 38.9 | 99.2 |
36歳 | 584 | 40.1 | 102.1 |
37歳 | 600 | 41.2 | 104.9 |
38歳 | 617 | 42.0 | 111.9 |
39歳 | 632 | 43.1 | 114.7 |
40歳 | 648 | 44.1 | 117.6 |
41歳 | 664 | 45.2 | 120.5 |
42歳 | 679 | 46.3 | 123.2 |
43歳 | 693 | 46.7 | 132.1 |
44歳 | 707 | 47.6 | 134.8 |
45歳 | 720 | 48.5 | 137.3 |
46歳 | 734 | 49.4 | 140.0 |
47歳 | 747 | 50.3 | 142.4 |
48歳 | 757 | 50.4 | 152.1 |
49歳 | 763 | 50.8 | 153.3 |
50歳 | 769 | 51.1 | 154.6 |
日本の企業の給与は、通常、年齢が高くなるごとに右肩あがりで金額が増加する傾向があります。この傾向を日本最大級の賃金調査である「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)を用いて業種別に割り出し、英和の平均年収と平均年齢を基準に年齢別平均年収を算出しました。
なお、上記の数値は企業が公表している平均年収を統計データに基づいて機械的に算出した数値なので、実態とは大きく異なることがあることをあらかじめご了解ください。例えば、年功序列の給与制度である場合、学歴により年収水準が大きくことなるかもしれません。また、年収には残業手当も含まれるので同じ会社内でも忙しい部署と暇な部署では、同年齢でも平均年収に大きな違いが生じる場合もあります。
年収ランキングを行うには、他社と年齢基準を統一して比較する必要があります。当サイトでは、上記で算出した30歳時点での推計平均年収492万円を基準として、上場企業内でのランキングを行っています。
グラフは、各企業の30歳時平均年収を25万円単位で区切ってグループ化した場合の企業数を表しています。
英和の年収水準は高いのか低いのか。これを判断するには、比較するグループ内での位置づけを調べる必要があります。このための指標として、年収偏差値を算出しました。